WindowsXPとWindows2000を比較して、リモートデスクトップについて説明していきたいと思います。サウンド再生やカラー設定についても。
WindowsXPとWindows2000を比較して、リモートデスクトップについて説明していきたいと思います。ここで言うリモートデスクトップとは、従来のターミナルサービスと呼ばれていた機能のことです。リモートデスクトップとターミナルサービスはほぼ同様の機能を果たしていますが、ターミナルサービスはリモートからログインすることで利用できる、マルチユーザー操作環境(GUIベース)です。シングル・ユーザーからスタートしたWindows環境では、UNIXなどのtelnetでリモートし一度ログインしてからシステムを利用する......といった使い方が浸透しませんでした。その原因として考えられるのが“OS自体がマルチユーザー機能を持っていなかった”という点です。Windows9xにしろMeにしろ、マルチユーザーGUIOSとして作られていなかったため、その方法が一般化されることは無かったのです。また、Windows2000より前身のWindowsNTも、これらと同じくマルチユーザー機能は搭載していません。
Windows2000まで採用されていたターミナルシステムでは、音声データが無視されていました。マウスのクリック,異常発生などの際にも、スピーカーから音が出ることはありませんでした。WindowsXPで新たに搭載されたリモートデスクトップ機能によって、音声などのデータを再生できるようになったのです。リモートデスクトップは、サウンドの再生をクライアント側で行っています。WAVファイルの再生や、その他サウンドの再生,エラーなどが起こった際などスピーカーから音が出るのは、リモートデスクトップの機能で、データがローカル側に送られることによります。しかし、リモートデスクトップの機能をもっても再生できないサウンドがあります。主にMIIDIなどが該当し、再生には専用のソフトが必要になります。リモートデスクトップ機能を使用することによって、音楽CDのデータをWAVファイルに変換し再生することができます。データ化されたサウンドはローカル側に送られ、メディアプレーヤーなどを通して聴くことができます。
ターミナルサービス機能が搭載されていたWindows2000以前のコンピュータでは、主に8bitカラーが一般的でしたね。リモートデスクトップが採用されてからは、15bit,16bit,24bitと色相も増え、鮮やかなスクリーンを実現することが出来るようになりました。これまで一般的として考えられてきたターミナルサービスでは、サーバのリモート管理以外の目的で利用することも無かったため、256色でも充分に対応することができました。しかし、WindowsXPにもなると多くの一般ユーザーが利用するようになり、より多くの色が必要とされるようになりました。多くのカラーを使用すればネットワークやCPUの負担が大きくなり、動作が遅くなってしまうことがあります。とはいえ、最近のコンピュータは高スペックで機能も充実していますから、その点は問題にはならないでしょう。また、リモートデスクトップ機能の魅力の一つとして、“ユーザーの目的に合わせた利用が可能”だということが挙げられています。必要でなければ256色モードを使用することもできるので、自分に合った設定を行うと良いでしょう。